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妙高山麓近辺の山々


▲妙高山麓(旧妙高村)から妙高連峰を見上げる。
南北に連なる妙高連峰を東側から見るために、その広がりを感じることができます。
旧妙高高原町側に進むと、容雅山以北の山が隠れます。また、上越市側に進むと南葉山に粟立山・重倉山等が隠れてしまいます。
▲関田山脈の光ヶ原牧場から妙高連峰を眺める。
ここは妙高連峰の東側全体を見渡せる絶好の展望台です。
▲須坂市郊外から妙高火山群を見上げる。

そのほかのパノラマはこちら


飯縄山 

標高1917m。北信五岳の一つ。長野県の北部に位置する火山で、妙高火山群に属します。
全体的に穏やかな山容を持ち、霊仙寺山、瑪瑙山、怪無山などの複数の峰が周囲にあります。
名は山中にあったと言われれる「天狗の麦飯」という昔の修験者が食べたという菌類の一種からきています。
火山活動は約35万年前で、最高時は2300mの火山体を形成していました。
活動を終えた飯縄山は開析が進み、凹凸に富む山容になっていきました。
再び22万年ほど前に活動を再開。2代目飯縄山が誕生します。スムーズな斜面をしていたといいます。
その後、大崩壊を起こし、馬蹄形カルデラを形成しました。
17万年前に再び火山活動を開始し、溶岩流と火砕物質を吹き出しながら山体は徐々に成長し、2500mほどの
成層火山を作り上げました。
しかし、その斜面は、滑らかではなく、階段状地形になっていたと言われます。
再び、山頂部が大崩壊を起こし、北西に開いたU字型のカルデラを形成しました。
こののち、火山活動がまた始まり、高デッキ山、天狗岳などの溶岩ドームが次々に作られていきました。
約6万年前の噴火を最後に活動を停止しています。このときの噴火で、火山礫が妙高市まで届いたそうです。

参考サイト飯縄山の生い立ちを探る
 飯綱高原からの飯縄山

黒姫山

標高2053m。日本二百名山に選定されています。
北信五岳の一つで、妙高山と同じ多世代火山であり、二重式の火山です。
一代目の黒姫山の誕生は25万年前。中心部は佐渡山と小黒姫山の中間のようで、標高は2000m以上でした。
二代目黒姫山は15万年前から12万年ほどの間、三代目黒姫山は55000年前から活動しました。
どちらも最高時の標高は2500mほど前後だったと推定されています。
43000年前に山頂部が崩壊し、カルデラを形成し、中央火口丘(御巣鷹山、小黒姫山 2046m)が形成されました。

妙高山と異なるのは、中央火口丘が外輪山よりも低いために、
黒姫山の主体は外輪山と言うことです。

名前の由来は、中野の城主の娘にまつわる黒姫伝説からきています。
黒姫山にはこの信州の黒姫山以外に、刈羽黒姫山、青海黒姫山があり、そのすべてのピークは妙高山から展望できます。
麓には黒姫高原コスモス園黒姫童話館などがあります。
 柏原からの黒姫山
 杉ノ原スキー場から

高妻山乙妻山

2353m。日本百名山のひとつにして、戸隠連峰の最高峰です。
しかし、不遇にも肝心の戸隠高原からはあまり見えず、
秀麗な山容と頚城三山にもひけをとらない標高をもつにも関わらず
なかなか里からは間近に見ることができません。
古間からも割と近くで見ることができます。
参考サイト高妻山の地質
 信濃町からの高妻山
 杉ノ原スキー場からの高妻山

戸隠山

鋸の刃のようなギザギザした鋭い峰と切り立った崖を持つ特異な山容を示す北信五岳の一つです。
天照大神天の岩戸に隠れたときに、手力雄命がその岩戸を投げ飛ばしてできたのが戸隠山だと言われています。
広義の戸隠山は西岳や高妻山も含むが、狭義の戸隠山は1904mのピークを指します。
下の写真は戸隠キャンプ場から撮影しましたが、実は戸隠山ピークは左に小さく見える方です。
戸隠山は戸隠村以外の里からはなかなか見えません。

地蔵山

 杉ノ原スキー場から
笹ヶ峰牧場から

佐渡山

黒姫山の北にある古い火山です。
山頂からは佐渡が見えますが、そのために佐渡山と呼ばれるようになったかは不明です。
 杉ノ原スキー場から
 笹ヶ峰牧場から


頚城山塊

焼山

新潟県の活火山で、頸城三山の一つ。
旧妙高高原町や旧妙高村からは見えませんが、妙高市街地や上越市からは火打山の脇から見えます。
標高は2400mを誇りますが、実は、2000mの土台の上にできあがった400mの火山体だそうです。
3000年前に誕生しましたが、平安時代までに1回しか噴火しなかったようです。
887年、989年、1361年、1773年に噴火記録があります。その後、70年間の休止期に入ったのち、
再び、19世紀中ごろから現在まで噴火と休止を繰り返しています。
新潟県焼山火山監視システム
乙見湖より

金山・天狗原山


火打山

2462mで、頚城山塊の最高峰。頚城三山の一つ。日本百名山にも選定されいています。
かつては火山と思われていました。
深田久弥は「こんなに一点の黒もなく真白になる山は、私の知る限り加賀の白山と火打以外にはない」と語っています。
よく妙高山が男性的な山と呼ばれるのに対し、女性的な山と呼ばれます。

容雅山

矢代山塊の最高峰で標高1499m。
旧妙高村からは、左右対称の奇麗な三角形をしており不動山と兄弟のように寄り添って見えます。
山頂部は双耳峰になっていて、旧中郷村側からは二つに並んだ峰の姿から地元では「ケツ山」と呼ぶ人もいます。
上越市からも見えますが、火打山の前山となっていてあまり目立ちません。
容雅山は妙高山よりも古い火山で、約50万年に活動していました。かつては約1700mくらいの標高でしたが、
今では火山体は1/3程度残っているにすぎないといいます。
また、容雅山は火口が未確認であって、山体内に噴出中心を持つ山ではなく、離れた地点で噴出して流出して
きて堆積した山だとも考えられるといいます。

不動山

旧妙高村(現妙高市)、旧名立町(現上越市)、旧能生町(現糸魚川市)の境に位置する矢代山塊の山。
標高1430m。
妙高側からは、容雅山と大毛無山に阻まれ、旧妙高村付近しか見えませんが、能生町から見上げる不動山は
鋭く美しい山容を示しています。
麓には不動山城跡があります。

大毛無山

矢代山塊の一角で、広く裾野を広げるどっしりとした山です。
標高は1429mですが、最高点は1430mを越えています。
山麓に新井スキー場があったが、現在は閉鎖した。
山頂からは富士山が望まれるようで、北西としては最長の189km(展望図)ですが、まだ写真が撮られたという話はききません。
秋には妙高山から富士山が見える日もあるので、挑戦してはいかがでしょうか。
峰は最高点以外にも複数あり、見る方向によって、峰の数が変わります(参照)。
皮肉にもオウム真理教の拉致事件で一時有名になりました。

粟立山

標高1194m。
大毛無山から南葉山にゆるやかに続く稜線上にある山です。
あまり目立たない山域で、登山の対象にもなりませんが、積雪期のスキー登山に登る人が多いです。

中ノ岳

標高1205m。
粟立山と重倉山の中央に聳える、広い山頂部を持った山。
25000分の1の地図には既に山名も記されていません。
藤島玄の「越後の山旅〈下巻〉」がなかったら知る術すらなかったでしょう。
このように山の名が失われていくのは悲しいことです。

重倉山

標高1029m。
25000分の1の地図の名前にもなっているのに、あまり知名度は高くないのではないでしょうか。
南東側から見ると丸い山頂部を持ちます。上越市側からは南葉山に阻まれあまり望めません。

南葉山

南葉山は、新井・高田の代表する里山。
左から猪野山南葉山(789m)、籠町南葉山(909m)、猿掛山(901m)、青田南葉山(949m)。
妙高山麓からは目立ちませんが、新井・高田からは大きな存在感を示します。
「郷土の新井(昭和35年2月)」に名前の由来が考証されています。それによると南葉は「神坐のある樹林中」
を意味する奈備からきているといいます。
 左から猪野山南葉山(789m)、籠町南葉山(909m)、青田南葉山(949m)。
ここからだと猪野山南葉山が目立ちます。


関田山塊と東頚城丘陵

妙高山麓の東には関田山脈が連なります。
関田山脈は170万〜70万年前の第四紀の地層で構成されている山脈の中では日本一高い山脈であるといいます。
日本アルプスや日高山脈を構成する地層は1億〜3億年前の非常に古いもので、奥羽山脈も1500万年前の地層で構成されているそうです。

関田山脈は、西端を飯山街道に、東端は雁ヶ峰峠とすると全長約32kmで、妙高山の頂上から見ると
南から北東へと湾曲している様がよくわかります。
通常、山脈は直線状に伸びることが多いようです。

以上2つの点から言っても、関田山脈は非常に珍しい山脈であるといえます。

関田山脈の北西側斜面は緩斜面であり、長い距離を持って上越平野に接している。その間は非常に入り組んでいて、峰々の間には柄山や久々野、平丸、寸分道などのいくつもの集落があります。
逆に南東斜面は、急斜面で飯山盆地に下っていますが、斜面は入り組んでおらず、スキー場などもあり、まったく別の山脈に見えます。
これは、関田山脈の北西側と南東側で地質が全く異なっているからだといいます。
南東側には侵食されにくい、火山角礫岩層が分布していて、北西側には泥岩層が分布しているため、このような非対称性が生まれているようです。
1000mの峰が約30座ほどあり特徴的な山が連なっていますが、ほとんどの峰に山名がないのも残念です。勝手に名付けてはいけませんか。そうですか。

▼大洞原から関田山脈を望む

▼関温泉から見た関田山脈

▼上越平野から見た関田山脈
南から南東に湾曲しているので、北西側から見るとずいぶん長く見えます。

▼春日山から見た関田山脈
米山から斑尾山までの延々と続く丘陵地帯が一望で見渡せます。

▼飯山市から見た関田山脈
西側斜面と違って山麓は入り組んでいません。



斑尾山

標高1382m。
北信五岳の一つですが、他の4山に比べてかなり低く場所も少し離れています。
妙高火山群の中では最も古い火山で、70万年前に活動を始め、
30万〜40万年前には活動を終えているといいます。
「火山らしくない火山」と言われています。
それは、侵食が激しいため、火山斜面が見えなくなっているからです。
しかし北東側には火山性斜面が残っているため、ゲレンデとして利用されています。
侵食以前の斑尾山は約1900mほどと見積もられており、これは他の北信五岳と比肩しうる高さです。
周辺にはいくつもの寄生火山が存在しています。
斑尾山は露出があまり少なく、地層の分布などまだまだわかっていないことが多いようです。

文部省唱歌ふるさと」に歌われている「うさぎ追いしかの山」は、この斑尾山をさしています。
個人的には旧妙高高原町付近から見た王冠のような山容が一番美しいと思います。
 ▲古間付近から見た斑尾山
▲妙高高原から見た斑尾山。王冠のような山頂
▲飯山市から見た斑尾山
▲関田山脈から

袴岳

標高1135m。
斑尾山のやや北に位置し、
妙高山麓から見ると見事なほど丸くみえる山頂部を持ちます。
花崗閃緑斑岩から構成されています。

毛無山

標高1022m。別名大平峰。
山頂部が平らな樽本の山です。


鍋倉山

関田山脈の最高峰で標高1289m。双耳峰で、低い方の峰を黒倉山(1242m)という。
登山道はなだらかで、
妙高山の絶好の展望台にありがなら、どちらの山頂からも妙高山側の展望はききません。
▲久々野あたりから見る鍋倉山
▲野沢温泉付近から見た鍋倉山
▲虫生から見た鍋倉山
▲平丸付近からみた鍋倉山

丈ヶ山

標高571mの旧板倉町の里山。

風野山

関田山脈の一峰で875m。麓には長沢や富倉といった集落があり、蕎麦屋が多い。
山名は周囲に山がなく、特に北西がよく吹き抜けていくという由来らしい。



黒岩山

長野県信濃平にそびえる939mの山。春には黒岩山全体を覆いつくすほどのカタクリが咲き乱れます。
妙高や上越からでもよく望めますが、あまり目立たないため、
新潟県側では山に興味がない人は山名を知る人は多くないでしょう。
山頂は完全に長野県側に入っていて、長野県側の麓、信濃平では黒岩山の名が知られ、
生活と密着していますが、
実は信濃平からは黒岩山の山頂は見えず、実際見えているのは黒岩山山頂の東山稜です。
山頂直下には平丸峠があり、かつては信州と越後を結ぶ重要な運搬・軍事拠点でした。
すぐそばには桂池があります。
参考サイト 参考サイト
信濃平から見る黒岩山東山稜(左)と鷹落山(右)


小仏山

仏ヶ峰の南にある小さなピーク。1045m。

高床山

標高527m。
妙高連峰と関田山脈の間に裾野を広げる妙に存在感のある山。
中腹にはキャンプ場があります。

花房山 

標高460m。
高床山から峰続きに南に位置しています。
▲花房地域から


小倉山

標高688m。
桶海地区からみた小倉山


古塔山

標高643m。
古塔山と書いて「ことのやま」と読むそうであります。
「日本山名総覧」に難読山名にとりあげられていました。
それを読むまで、地元の山なのに全く読み方を知りませんでした。
小学校の授業で使用した「私たちの妙高村」という教科書には「ことうやま」
とふり仮名がふってあったのですが…。
地元の人でもたぶん知らない人が多いでしょう。
見る方向によっては鋭鋒に見えます。


向山

菱ヶ岳

標高1129m。
関田山脈の一峰で、一等三角点を持ち、上越市安塚区にそびえます。


米山

標高993m。
古くは「胞衣(イナ)山」「五輪山」とも呼ばれ、地元では「米山さん」と親しまれています。
秀麗で均整のとれた山容を示し、どこから見ても城のような均整のとれた形を崩しません。
1000mに満たないですが、海抜0mからせりあがり広い平野の中に聳えるので、広い地域から望むことができます。
柿崎から米山 柏崎から米山 米山 米山 米山

刈羽黒姫山

標高891m。
米山とともに刈羽三山の一つに含まれています。
上越平野からも望めますが、米山や尾神岳に比べあまり目立ちません。
しかし柏崎から望む刈羽黒姫山はとても美しく平野に聳えます。
また妙高山の麓からもよく見えます。



(参考文献)
日本の山1000 山と渓谷社 (1992/08)
越後の山旅 富士波出版社 (1979/10)
妙高火山群-多世代火山のライフヒストリー- (2008)

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